より善きババアへの道

ひねくれオタク女が唯一の強みである「若さ」を失った後にもこの世に居場所を見出すため孤軍奮闘する日々。

菓子断てぬ。

タイトルの時点でもう今回のオチは見えているでしょうけど、そこはぐっと堪えて読み進めていただきたい。

さて、夏が来ました。
インドア派には厳しい季節です。インドア派でコミュ障のくせに毎日外に出ないといけない仕事をしている私にとっては魔の季節。この季節になるたびに、こんな仕事辞めてやると叫び出したくなる。

夏、恐ろしい。
なぜなら焼けるから。日焼け止めをうっかり塗り忘れた日には、仕事したくなくなる。仕事したい日なんてないけど。

夏、恐ろしい。
なぜなら暑いから。前述の通りインドア派のヒッキー野郎なので最高気温が25度を超えると活動限界が早まる。パターン青、熱帯夜ですなんて言われた日には、後先考えず冷房付けっ放しで寝たくなる。そして翌朝後悔する。確実に。

夏、恐ろしい。

なぜなら何より、薄着の季節だから。

以前他の記事でも書いたように、今まで生きて来た25年間のうち、私は痩せていたことなんてただの1日もない。
基本的にデブ。原則としてデブ。狂おしいほどデブ。
ぶっちゃけたところ、体重自体は適正体重なのだけれど、如何せん体脂肪率が高い。
生まれてこの方デブ一筋だったので、やっぱり運動が苦手で、体を鍛えたことなんてほとんどない。
中学の時は運動部に所属していたけれど、入部当初は身体作りをあまりしない活動内容だったし、顧問が変わってガチ練習をし出した頃には尻尾を巻いて逃げ出した。
そんなわけで、そもそもの筋肉量がないらしい。
適正体重にもかかわらず、筋肉量が少なくて体脂肪率が高いと、隠れ肥満というものになるそうだ。

ここまで書いておいてなんだけど、ブログのネタがないからって年頃の女が自分のデブ事情をネタにするのってどうよ、と思わなくもない。どんだけものぐさだよ。

話を戻して。
私にような隠れ肥満型の特徴に、体重の割りに体が大きく見えるというのがある。
脂肪を支えるだけの筋肉がなく、脂肪が余っちゃっているので、肌にハリがなくダルダルに見えてしまうというもの。正直めっちゃ損してる。二の腕が振袖状態というのもこういうのが原因らしい。
更に脂肪を燃焼させるための筋肉が足りていないので、脂肪が落ちにくい。どんどん脂肪が着いてダルダルのだらしない体になってしまう。
上記のことをしったのは、昨年末にスポーツジムに入会してカウンセリングを受けた時だった。
「体重はこのままでいいので、脂肪を五キロ減らして筋肉を五キロ増やしてください!」
とトレーナーのお姉さんに明るく爽やかに言われた時は、そのままぶっ倒れそうだった。角の自販機にオロナミンc買いに行くのとは訳が違うっつうの。
それから半年ちょっと、ジムに通っているのだけれど依然として体重に変化はない。むしろ増えた。
それもそのはず、そもそも運動自体を避けて生きて来たから満足に動けていないのだ。
筋トレをするにも、筋肉がないからマシンを満足に動かせない。
有酸素運動をするにも、体力がないから30分も歩けばクタクタになる。
そして何より、根性がない。辛いの無理。筋肉痛いなるのいや。
こんな状態で運動してても、効果があるわけない。しかも、これに気がついたはジム入会から3ヶ月ほど経った頃。やっぱり、運動って学生時代にしておくものね。
そんなわけで、体づくりの前に気持ち作りをすることにした。
まずは、ジムに週二回いく習慣をつける。
まずは行くことから。継続が苦手な私にとってはだいぶ難しいことだったけれど、最近はすんなり体が向かうようになって来た。会費もったいないし。なんとなくでも動いた方が、ご飯美味しいし。(太った原因は多分これ)
次に、有酸素運動への抵抗感をなくす。
筋トレは頑張ると次の日筋肉痛になるから、どうしても頭の中でセーブをかけてしまう。有酸素運動なら汗をかいたり、足がその直後にだるくなるだけなので翌日へのダメージがないから気負う必要がない。更に筋トレと違って消費カロリーもわかる。飽き性で短気な私にとってはそういう些細な変化がすごく大事。
今のところ実践しているのはこの二つだけど、工夫の甲斐あってかサボらなくなったし、30分も続かなかった有酸素運動も1時間弱は続けられるようになった。
前述した通り痩せにくい体質なので、変化が現れるのはだいぶ先だろうけど気長に続けようと思う。

電車に乗ってつり革に掴まった時、自分の二の腕がプルプルと電車に合わせて揺れているのに気づくとげんなりする。生きていたくなくなる。このまま引きこもって外界に出ずに朽ちて行きたくなる。
でも私は今日も生きていて、この先も生きて行くには仕事をしなくてはならなくて、仕事をするには外にでなければならない。
なら少しでもやせて、外の世界が怖くならないようにしないと。
というか、食生活にも気を使えって話なんですけどね。今の所、その事実からは目をそらしてる。


ではお待たせしまた。みなさんご一緒に、ファッション誌の着痩せ特集なんてものに惑わされずに誓いましょう。



ば。